くるみブログ

英語学習法や株式投資、ファッションなどをゆるく紹介する雑記ブログです!

【実体験】子宮内膜症で入院・手術した話 ~後編~

こんにちは くるみ です。

 

この記事は、『子宮内膜症で入院・手術した話』の後編です!

前編の記事がまだの方は、是非ご覧ください。

kurumi-blog.hatenadiary.com

 

 

☆ 目次 ☆

 

開腹手術と腹腔鏡手術!?

血栓治療は2日程でした。血液をサラサラにする薬(イグザレルト錠)を飲み、弾性ストッキング(着圧ソックス)を履いて過ごしていました。手術前日から食事は無く、下剤を飲んでいました。手術は、開腹手術と腹腔鏡手術の2種類ありました。開腹手術とは文字通り、お腹を切り開いて行う手術。これだとお腹に大きな傷が残るとのことでした。腹腔鏡手術は、お腹に数か所(私の場合は3か所)小さな穴をあけて行う手術です。こちらの方が傷が小さくて済み、回復も早いとのことだったので、私はこちらを選択しました。また、子宮を全摘出するか、腫瘍部分のみを取り除くかの選択もする必要がありました。私はまだ30代で子供も欲しかったので、腫瘍部分のみの摘出をお願いしました。さすがに全摘出する勇気は無かったです。

ついに手術当日!

PCR検査は問題無く、ついにやって来た手術当日。入院から約6日後のことです。手術は、午後3時頃。朝からドキドキでした。入院中は不思議なことに、手術することが全く怖くありませんでした。実感がわいていなかったのかもしれません。全身麻酔を予定していたので、意識がない内に手術が終わると考えていました。もちろん、万が一死んだらとかも考えました。頭に浮かぶのは、母への感謝の気持ちをちゃんと伝えられていないこと、愛犬に会いたいということでした。手術時間が近づくにつれて少しずつ怖くなっていきました。看護師さんに連れられて手術室へ。手術台に上がり、手術スタート。麻酔であっという間に意識が無くなりました。

まるでロボット・・・

手術は3時間程で終わったそうです。目を覚ましたのは、夜9時頃でした。外は真っ暗で、時間の経過に驚きました。目覚めてまず思ったのは、喉とお腹がものすごく痛いということです。体は動かせないし、息をするのも苦しい。お腹には管が通してあり(お腹に血が入らないようにする為と説明を受けました。)、トイレ用の管もしてありました(トイレに行かなくても自動的に尿を排出する為です)。食欲が無く全然ご飯が食べられていなかったので、点滴も入院初日からずっとしている状態です。まるでロボットのようだなと、少し悲しくなりました。その日の夜はお腹が痛すぎて、痛み止めを3種類ほど試しましたが、全然効きませんでした。翌日は歩行練習。いや、無理でしょ!という気持ちでしたが、看護師さんに手伝ってもらって練習しました。とりあえずベッドからドアまで。これが以外に歩けるんです!腹腔鏡手術だったからだそうです。その日の夜は夕飯を頑張って食べて、ようやく点滴が外されました。

退院決定!金額に驚愕!

術後は数日間、経過観察でした。手術後、生理のような出血がありましたが、先生も看護師さんも生理だろうから様子を見るように言われました。

退院前日、概算金額が出たのですが、その金額に衝撃でした!なんと43万円!!初めての入院・手術だったので、そんなに高いのかと驚きました!病院の方に高額療養費制度(所得によって負担上限額が決まっている為、市役所に申請すると「限度額認定証明書」がもらえます。)を教えていただき、母に申請手続きをお願いしました。そのおかげで、支払い時に「限度額認定証明書」を提示することで26万円の支払いで済みました。

重度の貧血・・・また入院!?

家に帰ってくるとホッとしました。退院後も子宮内膜症血栓の治療は続きます。子宮内膜症は3年、血栓は3か月程かかると言われました。

腹痛は1か月ほど続き、1日に2回ほど痛み止めを飲んでいました。外出は、初めの内は近場だけ。自転車も揺れがお腹に響くからやめた方が良いと言われました。生理は量が多い日が続いていました。病院に電話すると、おそらく、ホルモンバランスや周期がおかしくなっているのが原因だから、様子を見るように言われました。退院から2週間後の術後の検査(婦人科)で、異常なしと診断され、生理を止める強い薬(レルミナ錠)が処方されました。

血栓の治療としては、退院後も着圧ソックスを毎日はき、血液をサラサラにする薬(イグザレルト錠)を飲んでいました。先生からは水を沢山飲むように言われていた為、1日2リットルを目標に飲んでいました。

退院後、頭痛の日が頻繁にあり、徐々に酷くなっていきました。

血栓の状態を見るため、循環器内科を受診し、採血やCT検査をした結果、血栓はすべて無くなっていました。良かったです!ただ、採血の結果から、重度の貧血であると診断されました。数値は5.8です(基準は12)。血液をサラサラにする薬(イグザレルト錠)で、生理の量が多くなり、貧血になった可能性が高いとのことでした。頭痛も貧血から来ていたようです。頭痛薬を飲んでいたので、普通に歩けていたのですが、体にはかなり負担がかかっていたようです。入院・輸血を勧められました。でも断りました。その代わりに鉄分補給の点滴を打ち、鉄分の薬が処方されました。薬だけでは足りないため、家ではプルーンを食べるなどして補っていました。2か月間は婦人科も循環器内科も毎週のように通院でした。貧血は徐々に改善され、3か月後には数値が13になり、貧血・血栓治療が終わりました!生理も徐々に無い日が増えていきました。

副作用はあるの?

初めに処方された薬(レルミナ錠)。血栓治療が完了してから処方された薬(ジエノゲスト錠)。今はジェノゲスト錠を服用しています。もちろん、それぞれ副作用がありました。レルミナ錠は、「ほてり」でした。更年期のように体がカーと熱くなりました。他にも症状はあるようですが、私は「ほてり」のみでした。ジエノゲスト錠は、「不正出血」です。退院から半年後に、急に不正出血が始まりました。量は少なめですが、半年以上続いています。

現在~今後

現在は、不正出血が止まる日もありますが、続いている状態です。たまに生理痛のような痛みもあります。手術から1年経ちますが、手術跡はまだ残っています。おそらく消えないでしょう。今も3か月おきに通院しています。まだ2年ほど治療は続く予定です。

血栓治療は完了していますが、血栓ができやすい体質であると分かったので、今でも水を2リットル飲むように気をつけています。また、着圧ソックスも就寝時履くようにしています。

思ったこと・伝えたいこと

自分にとって入院そして手術は、縁のない事だと思っていました。だから、すごくショックだったし、戸惑いました。入院生活中、母にすごく支えてもらいました。生活用品を持ってきてもらったり、限度額認定証明書の発行手続きに行ってもらったり。感謝しかありません!今回の入院・手術を通して、当たり前にできていたことが幸せなことだと改めて思えました。呼吸がすんなりできること、歩けること、トイレに行けること、ベッドに横になる・起き上がること。回復した今、ありがたく感じます。

入院して良かったことは、血栓ができやすい体質であることを知れたことです。入院していなかったら、知らずに過ごしていたので、知れて良かったです!

お伝えしたい事は2つあります。

  1. 子宮内膜症は気づきにくい病気です。私のように気づいた時には遅い場合もあります。是非、定期的な婦人科検診をお勧めします!少しでも違和感があったら受診してください!初期に分かれば、ピル治療もできるそうです。
  2. 部屋着はちゃんとしたものを着ていた方が良いです!私の場合、まさか救急車を呼ぶことになると思っていなかったので、ヨレヨレのTシャツに、丈の短いズボンを穿いていました。着替えることもできず、恥ずかしい思いをしました。少しでも気になる方は、誰に見られても大丈夫な部屋着(パジャマ)をお勧めします!

f:id:KURUMI-blog:20210927151621j:plain

入院時着用パジャマ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

少しでも参考になれば、幸いです。